
看護部
看護師長
患者さんに寄り添い、回復を自分の事のように喜ぶ。
その積み重ねが信頼へと繋がっていく。
神野病院との出会い
長い看護師キャリアを総合病院一筋で重ねてきました。プレーヤーとしての実績を積み、マネージャー職へ昇進、還暦を機に一度は退職。プラチナナースの活躍の場として神野病院を選んだのは、地域に愛される整形外科病院であったことが一番の理由です。私は姫路に住んで25年になりますが、こちらに来てすぐに「神野さん」という愛称で呼ばれる当院が地域の皆さんから信頼され、心の通いあう医療を提供していることを知りました。新卒で初めて入職したのが整形外科だったこともあり、私にとって思いのある分野だったことも復職の後押しとなりました。
大切にしている看護観
私が今、一番気をつけていることは公平性です。患者さんはもちろん、看護師やスタッフの皆さんに対しても同様。一方的に決めつけず、客観的な事実や多様な意見に耳を傾け、公平な判断を下すようにしています。看護師が患者さんに興味を持ってお声がけすることと同じように、彼ら、彼女たちが今どんな気持ちで患者さんと向き合っているのか。一人ひとりとの直接対話を通じて、個々の人間性や可能性を理解するようにしています。悩みや意見を聞いて、全体の公平性を保ちながら、自分の考えをわかりやすく伝えることで、良好な関係性を築くことができ、また一人で悩みを抱え込む状況も減ると思っています。 それゆえに、これからの人生が長い若い人達自身も、できるだけ色々な人の話や意見を聞いて、その中で患者さんと共にベストな答えを探していく努力をして欲しい。常に患者さん起点で考える習慣を身につけることが、質の高い医療提供に繋がると思います。
看護師に求められているスキル
看護師は、単に正しい説明をするだけでなく、患者さんのお困りゴトや悩みを引き出し、相手の心に届く言葉で伝えることが重要です。病院のルールやマニュアルにそって、患者さんの安全を守ることはもちろん大切ですが、それらを優先するあまり、患者さんの考えを後回しにすることがあってはならないと思います。患者さんが何を求めておられるかを丁寧に聴いて、安全な看護を提供しつつも、その過程で患者さんの自己決定を尊重する。神野病院の看護部には「思いやり 併せて 向上心」という理念があり、院長をはじめ、先生、看護スタッフも全員、患者さんにとって何がベストなのかを徹底的に考えます。神野病院の姿勢や文化として単なる優しさだけでなく、患者さんファーストで考える、その理念に共感し行動してもらえることが、当院の看護師に求められるスキルだと感じています。
求める人材
ポイントは柔軟な発想ができるかどうか。自分のやりたいこと以外は受け入れられないと否定的に考えるのではなく、自分もその環境に積極的に入り込んで、一緒にアップデートしていけるような前向きな人に来ていただきたいと思います。


MESSAGE
どんな小さな仕事でも、どんな部署に配属されたとしても、すべてが糧となり、経験することすべては知識として積み重なり、血・肉となって、今後の看護ライフに活かされます。これから体験する多様な出来事は人生を生き抜く上で必ず役に立つスキルとなるので、些細な事も無駄にせずに、前向きに頑張ってもらいたいと思います。

