リハビリテーション部 主任

作業療法士

その人らしい生活の支援を行う、
とてもやりがいの大きい仕事

神野病院との出会い

診療放射線技師の父親が働く医療現場へ子供のころから時々、見学に行っていました。祖母からリハビリテーションに携わる仕事があると聞いて興味が湧き、もともと人と話すことが好きだったこともあり、作業療法士を目指そうと決意。資格を取るために専門学校に入学し、最終学年のときに神野病院で臨床実習に参加しました。その現場実習がご縁となって、神野病院で働くことになりました。

療法士のやりがい

作業療法士は、日常生活や社会生活に復帰できるよう、動作はもちろん家事や芸術活動、遊び、スポーツなど広い領域で訓練・指導・援助を行います。体のことだけではなく、精神面へのアプローチも大切です。多様な側面への配慮が求められる認知症や精神疾患の患者さんのケアすることもあり、コミュニケーションが難しいと感じることもありますが、その人らしい人生を取り戻し、その人らしい生活の支援を行うことはとてもやりがいの大きい仕事だと思います。

仕事で心がけていること

怪我や病気でリハビリテーションを受ける患者さんの心理状態は、不安や無気力といった感情を抱えておられることが多いため、それらをどのように解消していくかを常に考えています。不安が強い状態では、いくら「頑張りましょう」と言っても、なかなか自分事として捉えるのは難しいからです。中には「できない」と思い込んでいる人もいるので、できるだけポジティブなフィードバックを入れながら、個々に合わせたケアを行います。私たちが患者さんと関われる時間は限られていますが、患者さんご自身で「ちょっと歩いてみよう」「運動してみよう」と積極的に動いてもおらえるように、モチベーション維持を大切に、患者さんと接しています。

療法士に向いている人

人と話をすることが好きで、相手の目標達成を一緒に目指す熱意が最も大切です。いくら知識があっても私たちの勝手な目標であってはならないですし、患者さんが主体となった取り組みや頑張りが大事。怪我をした時や病気になったときがメンタル的にも一番悪い状態で、そこからだんだんと良くなっていく過程を一緒に見届けられるのがリハビリの特徴であり、そこを支えるやりがいのある仕事です。患者さんの状態が良くなり、感謝の言葉をいただけることが私たちの大きなモチベーションであり、仕事への意欲や自身の「頑張る力」につながります。

MESSAGE

神野病院には、整形領域では他に負けない専門性があり、珍しい症例も経験できます。
手外科の日髙院長や人工関節センターの井上副院長という整形外科の権威のそばで、リハビリの方向性を決める場に立ち会えるなど、整形に関する知識や技術を積み重ねていける最高の環境があります。
一緒に勉強しながらリハビリのスペシャリストとして成長し、患者さんの回復に貢献しましょう。