リハビリテーション部
REHABILITATION DEPARTMENT

リハビリテーション部
リハビリテーション部について
当院リハビリテーション部では、患者様が前向きにリハビリテーションに取り組めるよう、コミュニケーションを大切にした環境づくりに努めています。
病気や怪我による不安を抱える患者様に寄り添い、適切なリハビリテーションを提供できるよう、以下の専門スタッフが連携してサポートいたします。
- 施設基準:運動器リハビリテーション料(Ⅰ)、脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
- スタッフ構成:理学療法士(PT)13名、作業療法士(OT)5名、助手2名(2026年1月現在)
リハビリテーション診療の流れ
医療保険制度の規定により、疾患や手術の内容に応じてリハビリテーションを受けられる期間(標準的算定日数)が定められています。
- 運動器リハビリテーションの場合:原則として受傷日または手術日から150日間です。
- 継続について:期限を過ぎた後もリハビリテーションが必要な場合は、主治医が医学的に継続が必要と判断した場合に限り、一定のルールの下で継続することが可能です。
【受診時のお願い】
リハビリテーションの実施には、定期的な主治医の診察が必要です。期限内であっても、必ず医師の指示の下で実施いたしますので、診察とリハビリをセットで受診していただくようお願いいたします。
今後の進め方やご不明な点については、担当のリハビリスタッフまたは主治医へお気軽にご相談ください。
理学療法(PT:Physical Therapy)
理学療法では、病気や怪我、手術などによって低下した身体機能を回復させ、日常生活や社会生活への復帰をサポートします。当院では、以下の疾患や状態に対するリハビリテーションに対応しています。
外傷・術後のリハビリテーション
- 骨折・外傷:脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、膝周辺の骨折、踵骨(かかと)の骨折など
- 手術後:人工関節置換術後、半月板損傷、靱帯損傷、神経損傷など
スポーツリハビリテーション
当院ではスポーツ障害に対するリハビリテーションを実施しており、競技復帰を目指した専門的なプログラムを提供しています。
- 膝関節:前十字靱帯(ACL)再建術の術前・術後リハビリテーション
- 肩・肘:野球肩、野球肘などの投球障害に対する評価と運動療法
- その他:スポーツに伴う各種外傷・障害への対応
脳血管疾患・慢性疾患への対応
- 脳血管疾患:脳血管障害に伴う身体機能の維持・向上を目指した機能訓練
- 慢性疾患:腰痛症や膝関節症などに対する、痛みの緩和を目的とした運動指導・物理療法
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膝CPM
膝関節を持続的に動かす機械です。
膝関節の動きの維持・改善・炎症の改善などが図れます。 -
筋力測定器イージーテックプラス
下肢筋力の評価、トレーニングをするマシンです。
現在の筋力を数値で表し、回復状態を把握できます。
また、スポーツ復帰を目標としている場合、筋力トレーニングとしても使用しています。 -
トレッドミル
基本的な移動手段である歩行・走行が効率的に行えるトレーニングマシンです。
高齢者では心肺・循環器機能の改善が期待でき活動量を増やすことが目的となります。
スポーツ復帰を希望される方には、徐々にスピードをあげてランニングを行います。 -
エアロバイク
固定式自転車です。
膝の筋力を回復させる事を中心に行います。
また、関節にあまり負荷をかけずに膝の曲げ伸ばしを行ったり、いろいろな設定で筋力強化を行うことも可能です。 -
長下肢装具(LLB)
膝の曲げ伸ばしを許可された範囲内で動かすことができます。
膝に捻じれ・左右・前後方向のストレスがかからないように保護します。
作業療法(OT:Occupational Therapy)
当院の作業療法では、肩関節から手指に至る「上肢(じょうし)」の疾患や外傷に対する専門的なリハビリテーション(ハンドセラピィ)を中心に行っています。
手外科領域・ハンドセラピィへの取り組み
手は非常に繊細な構造を持っており、機能回復には高度な専門知識が必要とされます。
当院では、手外科を専門とする医師と密に連携し、評価から治療まで一貫したリハビリテーションを実施しています。
- 対象疾患:手関節・手指の骨折、腱断裂、神経麻痺、手根管症候群など
- 術後療法:腱断裂術後などの「早期運動療法」に対応し、機能回復の促進と癒着(ゆちゃく)の防止に努めています。
- 再建術前後:手の機能を回復させるための「機能再建術」の前後に、専門的な評価と訓練を行います。
装具療法(スプリント療法)
患者様の症状や術後の経過に合わせ、最適な装具(スプリント)の提供を行っています。
- 個別作製:必要に応じて、作業療法士がその場で患者様の手に合わせたプラスチック製装具をオーダーメイドで作製します。
- 外部連携:複雑な装具や義手などについては、専門の義肢装具製作所(澤村義肢 様)と連携し、より適合性の高い製品の提供にあたっています。
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肘CPM
肘関節・前腕を持続的に動かす機械です。
肘関節・前腕の動きを維持・改善・炎症の改善などが図れます。 -
ハンドインキュべーター
一定の圧力(エアー)を加えて、早期に手関節・手指の腫れや炎症を改善させる事を目的に使用します。
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訓練器具
既製品も一部ありますが、手指の摘み動作、巧緻動作、上肢の動きを考えて訓練器具を作業療法士が作製して使用します。
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訓練用装具
左:肘関節の動きを矯正する装具です。(ダイヤルを回して設定角度を調整します。)
右:手関節、及び手指の動的装具です。(ゴムで張力を調整して関節の動きの拡大を図ります。) -
作業療法士が制作した装具
作業療法士がその場で自助具や装具を製作します。
・文字が書けるような装具
・親指の矯正装具
・小児の矯正装具
・動的装具など -
義肢装具士に依頼した装具
構造が難しいものや、長期に渡り使用する装具は澤村義肢の義肢装具士と連携して作成しています。
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義肢装具士に依頼した装具
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超音波・低周波治療器(TENS マイクロカレント)
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精密知覚機能検査SW-T
末梢神経断裂、縫合術後又は絞扼性神経障害の場合に、知覚機能を定量的に評価するものです。
(当院での対象:手根管症候群、肘部管症候群、外傷、神経断裂による感覚障害など)
なお、検査は当該検査に関する研修を受講した者が実施します。
物理療法
物理療法では、牽引機器や温熱器具などの物理的な手段を用いて、痛みの緩和や血液循環の改善、運動機能の回復を図ります。
医師の指示に基づき、患者様の症状に合わせた適切なプログラムを実施いたします。
牽引(けんいん)療法
頸椎症(首の痛みやしびれ)や腰痛症、腰椎椎間板ヘルニアなどの症状に対し、専用の機器を用いて牽引を行います。
- 目的:脊椎(背骨)の隙間を適度に広げることで、神経への圧迫を和らげ、筋肉の緊張を緩和することを目指します。
温熱療法(物理療法機器)
患部を温めることで血流を促進し、痛みの軽減や筋肉のこわばりを改善します。
- ホットパック:患部を直接温め、リラックス効果とともに血行を改善します。
- バイブラバス(気泡浴):温水と気泡による細かな振動(マッサージ効果)を組み合わせ、手足の循環改善や痛みの緩和を図ります。
運動指導・セルフケア
機器による治療だけでなく、症状の再発防止や機能維持のための指導も行っています。
- 腰痛体操:腰への負担を軽減するためのストレッチや体操の指導。
- 筋力強化運動:膝関節などの関節を支えるための下肢筋力トレーニングの指導。
ご自宅でも継続して行えるよう、お一人おひとりの体力や状態に合わせたプログラムをご提案します。
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バイブラ・バス(気泡浴)
リハビリ前に手・足(患部)を温め、除痛、軟部組織の柔軟性、循環の改善を図ります。
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ホット・パック
頸部・肩・腰・臀部などバイブラ・バスが使えない個所は、ホット・パックで温めます。
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頸・腰の牽引器
医師の指示のもとで牽引療法を行います。
左側:頸部の牽引
右側:腰部の牽引
内・外活動実績
理学療法士養成校臨床実習施設(受入れ3校)
川崎リハビリテーション学院 姫路獨協大学 宝塚医療大学
作業療法士養成校臨床実習施設(受入れ1校)
大阪保健医療大学
姫路獨協大学医療保健学部 非常勤講師1名
第49回日本作業療法学会プログラム企画委員 1名
兵庫県作業療法士会中播磨ブロック委員会 役員1名






