入院中の生活について

LIFE DURING HOSPITALIZATION

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安心して療養生活をお送りいただくために

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神野病院では、治療後の回復状況や生活環境に応じて、必要に応じた入院支援や療養の調整を行い、患者さんが安心して過ごせるよう配慮しています。
入院・退院にあたっては、医師・看護師・医療ソーシャルワーカーなど、専門のスタッフが連携し、円滑に手続きを進められるようサポートいたします。

また、高齢の方など複数の疾患をお持ちの場合には、内科を含めたチーム体制で治療にあたります。これにより、肺炎や認知機能の低下などの合併症を予防し、日常生活へのスムーズな復帰を目指しています。

ここでは、ご入院に際して必要な準備や、入院中の生活についてご案内します。
入院前にご確認ください。

入院当日にご準備いただくもの

書類

  • 入院申込書(連帯保証人欄を含む)
  • 「入院のご案内」パンフレット
  • 「退院証明書について」(過去3か月以内に他の医療機関へ入院された方)
  • 「患者さん・ご家族のかたへ」の用紙
  • 「特別療養環境室(個室)入室同意書」(個室をご希望の場合)
  • 手術・検査に関する書類(説明書・承諾書)
  • 診察券
  • 健康保険証
  • 各種医療受給者証(お持ちの方)

※入院当日は、これらの書類を各病棟の受付にご提示ください。

ご持参いただくもの

日用品

  • お箸・スプーン・フォークなど
  • ストロー
  • コップ(割れにくい素材のもの)
  • 洗面用具(歯磨きセット・洗面器・電気かみそりなど)
  • 入浴用品(石鹸・シャンプーなど)
  • タオル・バスタオル(各3〜5枚程度)
  • ティッシュペーパー
  • 不織布のマスク(入院中着用して頂きます。)

※寝具は当院でご用意しています。

衣類

  • 肌着
  • パジャマ、寝間着

※入院に必要な寝間着類・タオル類・日用品については、レンタルサービスもご利用いただけます。

お薬

  • 現在内服中のお薬(当院・他院を問わず)
  • お薬手帳または薬の説明書

※現在使用していないお薬はお持ちにならないようにしてください。
※入院中にお薬がなくなった場合は、当院で処方いたします。
※入院中は、治療管理の一元化のため「かかりつけ医での受診」は原則できません。必要な場合は、主治医へご相談ください。

その他

  • 筆記用具
  • イヤホン(大部屋をご利用の方)
  • 室内履き(滑りにくく、かかとのある靴。スリッパはご遠慮ください)
  • 義歯および保管容器(必要な方)

ご注意

危険物の持ち込みはできません。
「T字型ひげそり」「ナイフ」「はさみ」などの刃物類は持ち込まないでください。

入院中の生活について

ナースコールについて

ご用の際は、枕元にあるナースコールボタンを押して、ゆっくりとお話しください。
消灯以降は、看護師が直接お部屋に伺い、ご用件をお聞きいたします。

食事について

お食事は、病状や治療内容に応じて管理栄養士が計画し、ご用意しています。
安全のため、院内でのその他の飲食物の持ち込みはご遠慮ください。
また、食中毒予防のため、配膳後は1時間以内にお召し上がりください。
(取り置きはご遠慮ください。)

入浴について

入浴は、病状や治療の進行により医師の許可が必要な場合があります。
入浴希望の際は、看護師へご相談ください。

付き添いについて

入院中の看護は、当院の看護スタッフが行います。
ご家族による付き添いを希望される場合は、あらかじめご相談ください。
(患者さんの状態や治療内容によりお断りする場合があります。)

個室のご希望・病室の変更について

個室をご希望の方は、あらかじめお申し出ください。
ただし、部屋数に限りがあるため、ご希望に添えない場合があります。
また、病状の変化や治療上の都合により、病室・病棟の変更をお願いすることがあります。
あらかじめご了承ください。

外出・外泊について

外出・外泊を希望される場合は、医師の許可を得たうえで「外出・外泊届」を提出してください。
外出時・帰院時は必ず看護師にお声かけください。
無断での外出・外泊はできません。
外泊は、原則として1泊2日以内とさせていただいております。

非常時のご案内

入院時に、非常口や避難経路をご確認ください。
火災・地震などが発生した場合は、以下の対応をお願いします。

  • 非常ベルが鳴りましたら、慌てずにタオルを用意し、病室で待機してください。
  • 病院職員の指示に従い、落ち着いて行動してください。
  • エレベーターの使用は危険ですのでお控えください。

駐車場について

入院患者さんの車の駐車はご遠慮ください。
やむを得ない事情がある場合のみ、以下の料金で駐車可能です。
面会の方(ご家族を含む)の駐車料金も同様です。

区分 料金 手続き方法
30分以内 無料 無し
60分毎 200円  
24時間最大繰り返し適応 800円  

入院中のお食事

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当院では、管理栄養士が中心となり、治療や病状に合わせたバランスのとれたお食事を提供しています。
食事を楽しみながら、安心して栄養を摂っていただけるよう、日々の献立づくりに取り組んでいます。

新鮮な食材を使用し、素材の風味や栄養を生かした調理を心がけています。
また、季節を感じていただけるようなメニューも取り入れ、入院生活の中でも食を通して四季の変化を感じられるよう工夫しています。

※アレルギーや食事制限がある方は、入院時にお知らせください。
※衛生管理には十分配慮し、安全にお食事を提供しています。

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入院される患者さんへのお願い

入院予約の変更や取り消しを希望される場合は、できるだけ早めに病院までご連絡ください。
入院中の他院での診察やお薬の受け取りは、治療の一貫性を保つため原則としてできません。
必要な場合は、必ず看護師または主治医にご相談ください。

禁煙のお願い

当院の敷地内および病院周辺は、すべて禁煙です。
電子タバコ・加熱式タバコを含め、喫煙はご遠慮ください。
受動喫煙防止と治療環境維持のため、ご理解とご協力をお願いいたします。

盗難防止について

貴重品の持ち込みは最小限にし、床頭台のセーフティーボックスに鍵をかけて保管してください。
盗難や紛失が発生した場合、当院では責任を負いかねますのでご了承ください。
なお、病室ロッカーまたはセーフティーボックスの鍵を紛失された場合は、再発行費用として1,000円(税込)をお支払いいただきます。

カメラ設置について

防犯および安全管理のため、廊下・デイルーム・一部病棟には監視カメラを設置しています。
撮影された映像は、院内の安全確保を目的として適切に管理・運用しています。

ネームバンドの装着について

患者さんの取り違え防止のため、ネームバンドを手首に装着していただきます。
検査や処置の際にお名前を確認させていただく場合がありますが、安全確保のための確認ですのでご協力をお願いいたします。

テレビ・ラジオ・冷蔵庫などの利用について

大部屋をご利用の方は、テレビ・ラジオを使用する際には必ずイヤホンをご利用ください。
また、テレビや冷蔵庫の利用にはテレビカードが必要です(個室の方は不要です)。
テレビカードの自動販売機は1,000円札のみ対応しています。
その他の電気製品を使用する場合は、安全上の理由から事前に病院の許可をお取りください。

その他のお願い

マニキュア、ペディキュア、ネイルアートは、治療や検査の妨げとなるため、入院前に除去をお願いいたします。
入院証明書などの書類発行をご希望の際は、退院時に病棟詰所までお申し出ください。
その他の各種証明書類についても、病棟スタッフまでご相談ください。

書類について

入院証明書の発行については、退院時に病棟詰所で申し出てください。
その他の書類についても病棟でご相談ください。

お支払いについて

入院費は、毎月1回のご請求(退院される場合は退院時)となります。
概算の診療費請求書を毎月10日前後にお届けいたします。
なお、以下の場合には精算ができないことがあります。

  • 1泊入院の場合
  • 健康保険証が未提出の場合
  • 労災などの申請書類が未提出の場合

その際は、退院時に預かり金として3万円(税込)をお預かりする場合があります。
正式な精算は、保険確認後または各種手続き完了後に行います。

退院について

退院が許可された方は、原則として午前10時までにご退院をお願いいたします。
お忘れ物がないか、病室やロッカー内をご確認ください。
また、病院職員への金品・贈答品などのご厚意はご遠慮ください。
皆さまに公平で快適な入院生活を提供するためのお願いです。

ご意見箱の設置について

当院では、患者さんやご家族の皆さまからのご意見を大切にしています。
お気付きの点やご要望などがございましたら、各階に設置している「ご意見箱」または「相談窓口」までお寄せください。
いただいたご意見は、より良い病院運営のための参考とさせていただきます。

特に注意していただくこと

患者さん・ご家族・ご面会の方が、以下のような行為をされた場合は、病院の管理規定に基づき対応させていただく場合があります。

  • 喫煙・飲酒・無断での外出や外泊
  • 性的行為や性的嫌がらせ
  • 宗教活動・政治活動
  • 暴力・暴言・診療妨害など、医療従事者や他の患者さんへの迷惑行為
  • 入院生活の秩序を乱す行為

院内の物品を破損・紛失された場合には、実費での弁償をお願いすることがあります。

病院内での携帯電話の使用について

当院では、携帯電話やスマートフォンなどの通信機器について、他の患者さんへのご迷惑防止および医療機器への影響防止のため、以下のルールを設けています。
安全で快適な療養環境を保つため、ご理解とご協力をお願いいたします。
※スマートフォン、携帯通信機能付きタブレット、モバイルルーター、デザリング機能、WiMAX機器なども携帯電話と同様の扱いです。

基本ルール

  • 院内で使用する際は、必ず マナーモード(音の鳴らない設定) にしてください。
  • 「電源OFFエリア」や「通話禁止エリア」では、電源をお切りください。
  • 医療機器からは 1メートル以上離して使用 してください。

使用上の注意

  • 通話は短時間で、周囲の方のご迷惑にならないようお控えください。
  • 診療・検査・医療機器の動作に影響を及ぼすおそれがある場合は、職員の判断で使用を一時中止していただくことがあります。
  • 他の患者さんからの申し出や苦情があった際は、職員より使用をお控えいただくようお願いする場合があります。
  • 転倒や衝突の危険があるため、歩きながらの通話・操作は行わないでください。
  • 院内での写真・動画撮影、録音はご遠慮ください。(プライバシー保護のため)
  • 消灯時間以降の通話・操作・ゲーム利用は、他の患者さんの安静を妨げますのでお控えください。

患者相談窓口のご案内

当院では、患者さんやご家族の皆さまが安心して治療を受けられるよう、「患者相談窓口」を設置しています。
病気や治療、生活上の不安、退院後の療養、福祉制度の利用など、さまざまなご相談を専任の看護師や医療ソーシャルワーカーが伺い、必要に応じて関係部署と連携しながら、問題解決のお手伝いをいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。