手術について
ABOUT SURGERY

安心して手術を受けていただくために

手術を受けることは、ほとんどの患者さんにとって不安なものでしょう。
当院では患者さんに寄り添い、患者さんの心理状態や身体的状態に配慮して、安全・安心な手術が受けられるように努めています。
各検査を踏まえて、最終的な診断から手術方法や術後の方針などについて決める際、患者様の不安を理解し、患者さんが安心して手術が受けられるように、できるだけわかりやすくご説明します。
また高齢者のなかには、様々な疾患を合併されている方も多いので、内科の医師を含めたチームで加療します。
これにより肺炎・認知機能障害などの合併症の軽減、日常生活レベルへの早期回復に努めております。
もちろん手術を希望されない患者さんにはその他の治療法についてもお話します。
当院の主な手術
各分野のスペシャリストの医師によるチームで手術を行います。
- ①骨折・外傷
- 可能な限り即日の手術をご提示、手術待機日数は平均1.5日と、痛みや不安に迅速に対応します。
- ②人工関節手術(膝関節・股関節)
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・人工股関節置換術
筋肉を切らない最小侵襲手術(MIS)によって手術後の痛みが少なく、回復が早くなります。
仰向けで手術をすることによって正確な人工関節の設置を行います。
・人工膝関節置換術
ナビゲーションシステムを使用した正確な手術を行います。 - ③関節リウマチの手術
- ④手の手術(手根管症候群・ばね指・透析合併症)
- ⑤腫瘍摘出術、脊椎や神経損傷、靱帯損傷
手術までの流れ
「手術が必要」と言われ、不安になる人は多いと思います。どんな流れで行われるのか知っておくことで、少しでも不安を和らげることができるのではないでしょうか。おおまかな手術の流れを説明します。(※病気や症状によって内容は異なります。)
①外来受診
診察、検査を行い手術が必要となれば、患者さん・ご家族に説明し、手術日を決定します。
合併症予防のために、術前は禁煙してください。
②入院に関する説明
看護師等から入院・手術・退院までの流れを説明します。必要に応じて、生活指導、お金の相談を受けます。不安なことがあれば何でも相談してください。
③入院
手術日前日に入院します。オリエンテーション、麻酔科医師診察、手術室看護師の面談があります。
④術衣へ着替え
手術日当日、術衣に着替えて手術室へ移動します。
⑤手術室へ
手術室に入室するときは、看護師が同行します。歩行できる方は、基本的に歩いて入室をしていただきます。ご家族は手術室の入口まで同行できます。
⑥手術確認(タイムアウト)
手術前に必ず、
①術者、助手、麻酔科医の自己紹介
②患者さんの確認(氏名・性別・年齢・血液型など)、手術する場所・手術の方法
③予想出血量、輸血準備
の確認を行います。
⑦手術
麻酔科医により麻酔がかけられます。麻酔がかかると手術が開始します。麻酔がかかっている間は、麻酔科医が全身の管理を行います。
⑧手術終了
体内にガーゼや機器の遺残がないかカウントし、確認後に創を閉じます。また、麻酔をさます前に体内に遺残がないか、もう一度レントゲンで確認します。
⑨全身管理
全身管理を行います。術後異常がないか確認をして、異常があれば対応します。胃や膀胱に数日間、管を留置することもあります。
⑩疼痛管理
痛みの管理を行います。硬膜外麻酔、注射、座薬などによりコントロールします。痛みをとる事によって、日常動作をより早く行う事が可能となり、早期の回復に繋がります。
⑪退院
当初目標としていた回復の状態となれば退院となります。
手術室
手術室は、バイオクリーンルームを含め3室あり、整形外科専門の手術に対応しています。
主に骨折が中心となりますが、脊椎や神経損傷、靱帯損傷、腫瘍手術なども行っています。
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手術室1
骨折などの外傷手術を行います。
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手術室2
骨折などの外傷手術を行います。
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バイオクリーンルーム
人工関節手術をはじめ、整形外科の清浄度の高い手術など手術中の感染に配慮した環境となっています。
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