院長挨拶

DIRECTOR'S MESSAGE

images

整形外科専門病院として、
飾磨地域と医療の未来を切り拓く。

「地域に寄り添う病院」をめざし飾磨に密着して歩んできた60年

神野病院は姫路・飾磨に医療提供の場を立ち上げ、地域の皆様が健やかな毎日を過ごされることを願いながら日夜の診療に向き合っています。その歴史は、1964年(昭和39年)、神野泰が姫路で初めて整形外科を専門とする病院を飾磨区恵美酒に開院したことから始まります。岡山大学の整形外傷グループで多様な経験・技術を培ってきた神野がその知見を生かし、飾磨の地域医療に貢献したいとの想いで開業を決意。整形外科での外傷疾患治療がまだ一般的でなく、外科医が治療を担当することも多かった時代でしたので、地元のみならず、淡路島や但馬、豊岡地区など、遠方から来院される患者様も多くいらっしゃいました。
その後、1968年(昭和43年)に飾磨区玉地へ移転、1999年(平成11年)からは井上圭介が2代目院長に就任。内科医だった井上が1997年(平成9年)より内科診療を本格的に開始したことで、内科的診断や治療が必要な整形外科の患者様に対するバックアップ体制も整いました。特に増えつつある高齢の方の骨折診療では、様々な疾患を合併されている方も多いため、内科の医師と連携して加療。これにより肺炎・認知機能障害などの合併症の軽減、日常生活レベルへの早期回復が実現できております。
そして2012年(平成24年)からは整形外科医の私、日高康博が3代目院長に就任、整形外科診療の進歩に対応すべく、ハード・ソフトの両面でのレベルアップを図っています。2016年(平成28年)には全病棟をリニューアル、整形外科の急性期医療を担う地域の中核病院としてとしての治療を最優先に、一般・回復期リハビリテーション病棟も備えることで、術後リハビリや他院から紹介いただいたリハビリ患者様の在宅や施設へ向けた治療も行っております。また「24時間対応型の整形外科」としての役目を果たすべく、「断らない救急」をめざして職員一同全力を尽くしています。

人工関節、手外科、リウマチ診療
神野病院だからこそできる医療を

今日の整形外科では高度な技術革新が進み、その専門性が高まってきております。当院におきましても先進的で高度な専門医療、とりわけ手外科、リウマチ、人工関節診療に力を入れ、それぞれの診療科目にて長年の臨床経験、多くの実績を積んだ医師が診療にあたっています。当院ならではの質の高い診療内容を担保するため、今後も各医療分野を深めていくことで、患者様にさらに満足していただける治療をめざします。最新検査機器や手術におけるナビゲーションシステムの併用など、より効率的で、より精度高く、安全な医療をご提供できるように設備改善も推進しています。
医療現場では人と人との関わりが必須。それゆえに私たちが何よりも重視にしておりますのは「患者様起点の医療」です。これは創業以来60年間変わっていないことであり、当院の理念に掲げる「地域に根ざした質の高い患者本位の医療」の実現に不可欠なものと認識しております。患者様が「何を必要とし」「何を望んでおられるのか」を確実に把握し、一人ひとりの患者様のご要望に合わせた最適な医療サービスをご提供すること。そのためにも患者さん起点で医療やケアサービス、施設・設備、療養環境などをさらに改善して、より良い病院づくりに取り組んでまいります。あわせて当院が職員にとって「働きやすい病院」であり、「働きたくなる病院」となり、そして当院で働くことに「誇りを持てる病院」となることをめざし、組織としてのレジリエンスを高めていきます。
患者様とそのご家族に真摯に向き合い、思いに寄り添い、一人でも多くの方に「神野病院があって良かった」と思っていただけるよう、地域の皆様から安心し、信頼される病院となれるよう、邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

  • images

    理事長・病院長 整形外科
    日髙 康博

  • Doctor’sProfile
    学会専門医・認定医・その他
    • 日本整形外科学会:専門医
    • 日本手外科学会:専門医 2020年 日本手外科学会功労賞
    • 医学博士